東電「対策に取り組んできた」 中間報告に反論
政府の東電福島第1原発事故調査・検証委員会の中間報告書が「津波による過酷事故を想定せず、対策を講じなかった」と認定したことについて、東電は27日、「結果的に(対策は)不十分だったが、3月11日以前にそうすべきだったというのは少し違う」と記者会見で反論した。
東電は、津波が高さ15メートルを超えるという試算結果は、科学的根拠のない仮定の計算であると強調。松本純一原子力・立地本部長代理は「結果的に自主的な対策や国の規制が不十分であったという指摘はその通りだが、震災前でも過酷事故対策として格納容器のベントや代替注水の整備などに取り組んできた」と説明した。
2011/12/27 14:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011122701001149.html
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不十分だったということに同意しないで、自分たちは正しかったというのか。正しいことをしてこの結果なのか。原子力に想定外を持ち込むことは許されないのではないか。想定外と言っていること自体、取り組んできたことにならないのではないか。
中間報告も津波に限定せず、過酷事故にたいする取り組みが全くなされていなかったことを追求するべきだ。津波が何mであろうと関係ない。その後の対処がうまくいっていればもう少し事故の損害も押さえることができたはずだ。被曝も最小限に抑えられたのではないか。原子炉は壊れないという妄想に取り憑かれていたこと。それは東電自身が作り出した幻想であること。安全を幻想として作り出すことで、原子力が夢のエネルギーであるとしたかった(国の方針)こと、これらを追求すべきだ。自然災害に対する規模の想定が問題ではない。
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