裁判員による無罪判決を支持した最高裁判決を受け、記者会見した会社役員安西喜久夫さん(61)は13日、「私を信じてくれた裁判員の判断が改めて認められ、うれしい」と語った。
安西さんは、「プロの裁判官による二審は有罪だったが、(自分が)当初から言っていることが事実であり、一審では支持してもらったので自信を持っていた」と話した。一方、偽造パスポートの持ち込みに関わったことに言及し、「私にも誤解を招くような落ち度があった」と述べた。
弁護人の浦崎寛泰弁護士は、「市民の感覚を取り入れるという裁判員制度の趣旨が控訴審でゆがめられることのないよう、明確なメッセージを出した」と判決を評価した。(2012/02/13-19:28)
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これはまずいね。事実であれ、なんであれ、覚醒剤を預かって持ち込んだのだから、有罪にすべきだ。こんな判決が出たら、知らなければ無罪ということになり、知っていたかどうかなんて誰にも判らない。そうすると、覚醒剤の密輸は預かり品ならみつかっても無罪ということになる。
普通、海外旅行で荷物を預かるなんてことは絶対にしないはず。預かり品は申請しなければ本人が持ち込んだものとするような法律改正と手続き改正が必要だろう。この人は「うれしい」と言える立場ではないと思う。一審の裁判官は何を考えて無罪の選択肢を与えたのだろうか。その裁判官の常識を疑う。
他国では、持ち込んだらそれだけで死刑という国もある。軽々しく麻薬の密輸を手伝うことが無いようにしたい。
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