この事故は、先月三十一日、同県能美市福岡町、清掃会社パート従業員前多外志子さん(63)が、ホテル四階でエレベーターに乗ろうとしたところ、扉が開いたままかごが上昇。かごの床と上枠部に上半身を挟まれ、窒息死した。
捜査本部などによると、救出作業時、前多さんを挟んだかごは油圧器具で金属製の上枠や壁が変形するほどの圧力で広げようとしても動かすことができなかった。
これは、前多さんを挟んだ状態で、建物最上部の巻き上げ機に設置されたブレーキが作動したため、かごをつり下げているロープが動かなくなっていたとみられる。
最終的に電源を落とした後、救助隊員と業者がエレベーター最上部の機械室で手動でハンドルを回し、ロープをゆるめ、やっとかごを下ろすことができた。
一日の現場検証では、目視でかごの状態や巻き上げ機、ブレーキを確認したが、目立った異常や損傷は見つからなかった。捜査本部は、専門家に立ち会いを依頼し、近く詳細な検証を再開する。
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012110302000180.html
これが正しい情報であれば、ドアが開いた状態で、ブレーキを開いた可能性がある。リレベルというカゴの床面と階床の床面とを再調整するという機能がついている場合がある。これは特に重量級(荷物用)エレベータで機能させる場合がある。これを機能させないと、荷台などを入れる際にキャスターが引っかかる場合があるためだ。しかし、今回の場合、空のカゴが到着し、ドアが開いた時点でリレベルを行う必要があったのだろうか。停止する時点でレベルがずれていたのではないだろうか。そしてドアを開いた時に、リレベルが動作し、ブレーキを離したのだが、、、、
・インバーター故障でフリーラン:自然落下によりカゴが持ち上げられた。(A)
・リレベル動作なのに、通常運転した。(B)
(B)はドアが開いている時点で、通常運転しないだろうから、あり得ない。
(A)はギアレスというギアを使わない巻き揚げ装置でならあり得るが、ギア付きの場合はあり得ない。荷物用にギアレスを使う必要はないのだが。ギアレスは動作音が小さい、なめらかに動作するなど、乗り心地が良いのだが、荷物エレベータには無駄だろう。ギア付きならブレーキを離しても自然落下はほぼしないはずだが、、、、
情報が少ない。ギアレスか否か、ロープの巻き付け方法はどうなのか、、、
インバータの故障はなかったのか。
まだまだ不明点が多い。
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