指導者が正恩になり、先軍政治は変わらないと演説していた。あの気弱な演説は祖父日成の真似だそうだ。父親が考え実行してきた瀬戸際外交を続ける余裕も何もなくなっているのは本人正恩も気づいているだろう。そんなことをしている場合ではないと。脅しても何も出てこないことは証明された。脅して出てきたのは金大中だけだった。それ以降、全く相手にされなくなった。韓国とは元々同じ民族なのでそれなりに理解しあっているのだろうが、他の国々は自国の思惑だけで動いているので、北にとっても南にとってもあまり良い動きをしてくれないのは確かだ。
ここで正恩は動くのか、それとも保身に走って、老獪な将軍に屈するのか。脅迫外交が数十年も続くわけが無いことは知っている。そんなことをしていて、食料を人道支援で貰うのは良いが、種を貰っている訳では無いので、自国の農業が復活する見込みもない。たぶん、北の農家は種も食べてしまっているだろう。種を配給するには中国から輸入しなければならなくなるだろう。中国から輸入した種は実を付けない一世代に改良された食物だろう。既に北朝鮮は食糧自給能力がなくなっているんじゃないだろうか。食料を脅し取るのも大変だ。同じ脅しに何度も応えるわけがないので、新しい脅し材料を探さなければならない。
常に恐喝材料を探しながらの政権運営は無理ではないだろうか。それを既に彼は知っていて、やめたいのではないだろうか。しかし、やめるには軍部の反乱を抑えきれなければならないが、今の所軍部を押さえつけるまでには至っていないような気がする。結局、軍部の言うとおりになってもあと数十年で崩壊することになるだろう。
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