靖国の参拝者の

靖国神社の参拝者の論理は、自ら進んで特攻したような感がある。彼らは英霊であり、どのような歴史観であっても彼らに感謝するという。
　自爆テロを遣らせた人々がいたわけで、彼らは何も望んで死を選んだとは思えない。誑かされて殺されたのだと思う。
　彼らの死の上に今があるのなら、彼らが死ななければ、もっと良い現在があったかもしれない。死なないで、戦後の復興に力を注いだ人たちが今の日本を作ったのだと思うが。

　何故、特攻を特別視しなければならないか、それは大日本帝国が嘘をつかないと云いたい人がいるから。大日本帝国が間違いを犯してはいないといいたいからだろう。日本は負けてないと。
　日本が負けたのなら、特攻という戦法は否定され、勧めた人達は糾弾されなければならない。もちろん天皇さえも。それを嫌がる人達がたくさんいる。いまでもいるという事だろう。その人たちの名誉と財産の為に大日本帝国を否定できないなんて、なんてくだらない国家なのだろうか。

昭和天皇とて、戦争責任をとらされる事についてはやぶさかではなかったろう。既に世継ぎはいたのだから。せめて引退という事ができなかったのか。今の天皇も、引退させてあげればいいのに。公用でなく、私用で旧戦地に赴けば良いのではないだろうか。死ぬまで働かせるというのは人道に反してないか。彼ら皇族に人権はないのか。

変な国だな。

しお