中秋の名月

ネット上にはこの件で下らない事がいっぱい書いてある。
たとえば、『中秋の名月は満月でない』とか。

厳密に満月は一瞬なので、夜だったり、その日の昼だったりする。新月から15日目で満月になるというのも誤差はいっぱいある。月の見かけが一番大きいものを満月と呼ぶかどうかである。太陰太陽暦では15日を満月としている。便宜上である。細かい事をいいだすとキリが無いからである。で、中秋の名月は満月だろうが13夜だろうが、関係ない。旧暦8月15日に中秋の名月という祭りを行うだけなのだ。

そもそも、肉眼でみただけでは満月かどうかは正確にはわからないので、どうでもいいと考えるのが普通の人で、それが満月であるとかないとか下世話な話を持ち出すのは下品極まりないと思う。そして、現代の満月の定義を持って、過去から続く風習に疑問を呈するのはおかしな話だ。名月だと言っているので満月とは言っていないし、15日を満月としていか過去からいえば、満月なのだろうし。

結局何が言いたいかって？

　満月でもなんでもいいだろう。ってこと。それよりも、祝日をハッピーマンデーにした馬鹿官僚は誰なんだろうか。官僚ではないのか、財界の奴なのか。風情の判らんアホたれだよな。アメリカの真似らしいな。小泉以来、アメリカの真似が流行っているようだが、アメリカと日本は成り立ちが異なるので真似しても意味のないことを理解するべきだろう。