http://www.arito.jp/LecEQ02.shtml
単に前科のある断層っていうならいっぱいあります。例えば私がお気に入りの窪川町の断層は5000万年ほど前に活発に動いていたらしいのです。でももう地震を起こすことはありません。これも活断層でしょうか? それは違います。なぜならすでに死亡しているからですね。死因はきっと応力の配置が変化したからかもしれません。この応力っていうのは、まあ日本列島に沈み込むプレーとの押す力だと言ってもいいでしょう。そんで最終的には日本列島が歪んで、断層が滑って地震が起こるんですな。で、応力が変化するってことはプレートの押してくる方向が変化すると言うことです。今、南海トラフでは北西方向からフィリピンプレートが四国の下に斜めに沈み込んでいますが、この沈み込みの方向は江戸時代も縄文時代も、ましてや北京原人の時代も同じです。そうそう短い時間では、沈み込む方向も速度も変わりはしないのです。でももっと長い時間ならどうでしょうか。ゆっくりと変化しますから、ざっと数100万年あれば、もはや依然とは同じ状況ではなくなってしまうでしょう。そうしたら今活動的な断層も動かなくなったり、新しい断層ができたり、そして古い断層が復活して動き出すやもしれません。と、いうわけでだいたいここ200万年の間でしたら(地質学で言えば第四紀の時代)の日本列島の応力状態は、そう違いはないとみなしていいでしょう、と考えます。ある特定の応力状態におかれた場合、日本列島のある特定の断層が活動するんですから、応力状態が変化しない限り動く断層は動くし、動かない断層は断じて動かないのです。ピクリとも。つまりここ200万年間に動いた断層は今後も動くのです。たとえば歴史上動いた記録が無いからといって、その断層は動かない。ということはな無いんです。この200万年間繰り返し動いてきた奴は、ほんのこの数1000年間休んでいても将来必ずや動くであろうというものです。つまり前科のある奴は、しばらくおとなしくしていたとしても必ず罪を重ねる。状況(応力場の)が変わらない限り。
へーっ、そうなんだ。 でも、ここ200万年間続いたものが明日から応力が変化して(いや2011年かな)、死んでいる断層が活動する可能性もあるでしょ。昔、火山で、死火山とかいうのがあって、噴火しないって言われていたけど、現代では死火山なんてなくて、休火山か活火山だって言い直したじゃない。
断層も、活断層とか死断層とかの区別はないんだっていう理論になる可能性は多いにあり得るんじゃないのかな。
活断層は動く可能性がある=死断層は動かないという論理が理解出来ません。いずれも動く可能性はあるのでは。死断層が動く確率が低いというだけで、ふつうに考えれば割れ目なんだから、力が加われば動くでしょ。
地形学者だって、地震学者だって、本当の所は何も解らなくて、結果を調査しているだけだろう。調査学者であって、予想や断言ができる学問ではないと思うけどね。
日本は1980年から本格的な調査を始めた活断層、本当に意味があるのだろうか。東海沖地震を予言している学者と同じレベルなのではないだろうか。結局は学者自身の研究費が欲しいために、理論をぶち上げているだけではないだろうか。
2011の東北地震、その前の神戸地震は活断層がどのように動いたのか、その中に死断層はあったのか。そんな調査はされたのだろうか。しないよね。調査して、活断層だけでなく死断層も動くんだって判ったら、活断層論者は明日からオマンマの食い上げだもんね。だって、活断層と死断層の区別が必要だから活断層学者が必要なのであって、区別がないというのなら、活断層学者が不要になり、国土交通省などが発表している活断層というのも意味がなくなる。つまり、調査する必要がなくなるということだ。
なんか新しい理論を作って、調査費をだまし取ろうとしているだけなんじゃないのかな。調査して、危険地域とか発表したら、震度5以上の地震発生後には活断層のずれを調査すべきじゃないのかな。
このやり方って東京電力が放射線量を積極的に調査しないのと同じなんだろうな。役人や学者の考えることは同じなんだろうな。
これが、学者達のビジネスモデルなんだろうな。都合のいい産業の言い訳に使われれば、ますます、自分らの都合がよくなる。(Win&Winってこれのことか。)
死断層って地下何メートルまで掘れば判るんだろう。割れ目が地表まで来ていれば全て活断層なんじゃないのかな。200万年前の地層は地下何メートルなんだろうか。数10mは必要なんだろう。死断層って断層の上に数10mの土が普通にあるのなら、死断層を見つけることができるのは何故だろう。
逆に10万年程度の活断層でも見つけることは不可能なのかもしれないね。
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