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2011年4月17日日曜日

東京の電力を福島で

東京の電力を福島で発電している。と、よく言われているようだ。これは東京電力の発電機が福島にあることを問題にしている。つまり、福島は東北電力で、発電機は東京電力のものというのが問題で、負担を押しつけているという論理のようだ。
しかし、ちょっと待って。もし、東京電力と東北電力が東日本電力という会社だったら、発電機は東日本電力、福島も東日本電力で特に問題は無くなるのか?(原発の要否とは別の話)

発電会社は元々は特殊法人で日本発送電という組織だったらしいが、戦後のGHQ管理下で9社に分割された。それとともに電源開発株式会社が作られている。(wiki 電力会社
この時、分割方法が地域で分割されていて、発電と送電と配電のような形になっていれば、もう少し違うものになったのかもしれない。原発同士の融通がきくようになり、東日本と西日本での周波数統合も可能だったかもしれない。周波数統合は現代の方が簡単だと思う。インバータが一般的になってきて、技術も発達している。インバータを使っていない誘導モータと同期モータが問題になるが、近頃の製品はインバータなどで、内部で周波数変換を行ってたり、直流変換したものを使っていたりするので、昔よりは50/60共用が増えている。

これを機に、発電会社、送電会社、配電会社に分割して、60ヘルツに順次、統一していくべきだと思う。なんなら、東北の一部から始めるとか。50年くらいかかれば統一できるのではないだろうか。地域と供給会社が固定されている現在の体制では、どの供給会社もやりたくはないだろうから。配電会社の規模を小さくしておけば、切り替えもスムーズにできるのではないだろうか。もちろん、配電会社には50年以内に60Hzに切り替えることを義務づけておく。送電会社も50年以内に周波数統一を義務づけておく。50年あればモーターの交換もできるだろうし、原発も50年を寿命にして廃炉にする。

また、これを機に、原発依存を改めることもできるのではないか。50年を区切りにして。それに、国内消費を上げるのに役立つのではないかな。遷都よりも良いような気がするのは私だけか。

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