http://london2012.nikkansports.com/badminton/news/f-sp-tp0-20120803-994505.html
橋下徹大阪市長は3日、ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで無気力試合をした計4ペアの失格に関し「勝つことがある意味、全てだ。ルールの範囲内なら戦術、戦略でいろいろやっていい」と述べ、4ペアの行為に理解を示した。
同時に「五輪は観客や国民のためにやっているわけではない。選手個人が勝つためにやればいい」と持論を展開した。
市役所で記者団の質問に答えた。
[2012年8月3日12時12分]
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橋下さん、判ってないですね。ルールに記述があるわけで、それで違反していると見なされ、主審からも注意を受け、委員会の役員からも指導を受けていたにもかかわらず負ける行為を繰り返したので失格したのです。国民のためとか、観客のためとかではなく、バドミントンのルールなのですから。そのルール自体に文句があるというのなら、それを言うべきで、ルールに違反したら、失格は仕方ないでしょう。ルールの改正を待つか、ルールに従うかですよね。
負ける行為はルール違反です。また、負けるためにやったのであって、勝つためにやっていません。バドミントンは休憩も試合の一部として扱われるスポーツなので、例えば、相手選手に休憩時間を与えるような行為をするだけでも違反となります。汗を拭くにもタオルを勝手に取りに行くことはできません。休まないで試合を続ける体力をもっていることも優劣の一部と見なされているのです。シャトルも審判の了承がないと交換できませんし、「アウト」という叫び声も上げてはいけません(線審に対する威圧行為)。このくらい厳しいルールなので、負けようとして試合をすることが許されないのはしかたありません。バドミントンをやっているのであれば、そのルールを甘受するか、正式なルートで抗議すべきでしょう。個人が勝つためなら何をやってもいいということにはならないと思います。五輪でなくても失格に値する行為です。
橋下氏はニュースソースをTVから仕入れているようなので、困った人です。TVで放映されているニュースは既に都合の良いようにフィルターされています。その情報操作後の情報を元に判断しているとすると、この人の考えには、実は中身が全くないのかもしれません。思いつきがたまたま当たっていただけなのかもしれません。赤字削減は無駄と感じるところを庶民感覚で弾いていけば少なくなるでしょう。では景気浮揚とか、何か大きなこととか方向性とかを論じるときに、訳のわからない道州制を唱えるだけでは、何がどうなるのか、道州制だと何がよくなり何が悪くなるのかを言ってくれないと困ります。近頃は何だかよくわからない人になってきましたが、たぶん私の思うところ、普通の人だったということでしょう。
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