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2012年9月10日月曜日

なぜ、急ぐのか

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201209100014.html

日本維新の会を設立し、次の衆議院選挙に候補を擁立するという。

10月や11月には解散しないと思う。衆議院の任期が切れるまで解散するような民主党ではない。野田首相は近いうちにといっただけで、解散が三党合意されたとは思っていないと言えば終わり。解散権は首相にあるのだから。

民主は来年の予算編成をするつもりだ。よって来年の夏まで解散は待たされる。維新の会に移籍する国会議員は半年間も何も権利の無い政党に属さなければならない。この人たちと同一会派になるような党はいない(民主と自民とみんなからの裏切り者で構成されているから、この三党との連合は無い)だろう。

失敗したかな、橋下ちゃん。

そもそも、この人達が日本維新の会に入る理由と、現在所属している党を離脱する理由を説明しないと、この人達を信用する気にならない。また、この人たちを受け入れる側も、現職国会議員が5人いないと政党として認めないというルールを満足するための頭数揃えのためにやろうとしているのなら、民意は賛成しないだろう。

そもそも、橋下氏の道州制にしろ、役人はそのままで外面を変えて、何が良くなるんだろう。一時的に良くなったように見えても、裏金作りとか権利の維持とか、組織を維持するためには同じことをやり始めるのは見えている。それを制御するための法律は彼ら自身が書いているのを忘れている。

結局、他党を裏切った者を政党設立のための道具として扱い、この先、子飼いの人が衆議院に10人程度当選すれば、この道具は捨ててしまうに違いない。何のかんのと理屈をつけて捨ててしまうのだ。野田や管が小沢を切り捨てたように、選挙に利用しただけで、自分たちが与党になったら、気に入らない奴はやめさせるというのが民主党のやり方。このやり方と同じだと感じる。

現職の国会議員などを入れずに、内部で育てた者を当選させて、それから政党としての設立を行うことで、国民に認められるという正当な道を歩むべきだ。近頃の橋下氏にはブレインが付きすぎていて、裸の王様状態になっている。野田首相と同じように見えてくるのは何故だろうか。既に官僚に洗脳されたかな。

道州制にすると役人が減るのか?税収を抑えることができるのか。役所が増えてと手続きが増えて、役人が増えるだけじゃないのかな。消費税を州の税収にしたら、社会保障は州が行うことになるが、東京都を持つ州は良いかもしれないが、東北や九州、北海道などはやりくりができなくなるんじゃないかな。作った道路はメンテナンスしないというわけにもいかないと思うが。でこぼこのメンテしない道路にしてしまうとか。

この人の描く将来の日本とはどんな日本なのだろうか。絵にでも描いて見せてほしいですね。この人、想像力が無いから、それは皆さんが決めていくのですとか何とかいいそうです。リーダーではなくてリーダー風な人ですね。

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