集団的自衛権の行使って

宣戦布告をしないで攻撃を加えることを自衛権というのだろうか。

自衛には地球規模で対処する必要があるため、地球上のどこに行っても最低限（？）の武力行使はできるのか。

自衛ってなんだ。

日本が無くなるということか。

日本が無くなるというのは、領土が無くなることか。これは分かりやすい。領土に攻め入るとか、ミサイルを領土内に向けて撃つとか。これに対処する。まあ、自衛だろう。

日本人がいなくなることか。じゃ、日本人って何だ。日本国籍を持っているもの。日本の政府があれば国籍を発行できるので無くならないだろう。国民の命を守るということか。世界中にいる日本人を日本の武力で守るのなら、パスポートはいらんだろう。問題が発生すれば、自衛隊を派遣すればいいんだから。なんなら自衛隊に駐留してもらえばいい。そんな事は出来ないだろう。相手国を無視している。

やっぱり、自衛で許されるのは領土なんじゃないかな。周辺事態法なんてものを作った時点で集団的自衛権を許可したようなものだ。

集団的自衛権は戦争の元だと思う。集団的自衛権は国際的に認められていると言う人がいるが、国際的に日本の憲法９条を持っている国はないのだから当たり前だろう。それをいうなら憲法９条を持っている国は日本以外にないということ。国際的に認められている集団的自衛権を行使するには憲法９条を書換える必要があるだろう。これは誰が考えても同じだろう。

なぜ、憲法９条を書換えないで、変な法律を作って、訳の分からない解釈をしなければならないのだろうか。本当に限定的な集団的自衛権を認めたいというなら憲法を書換えることを国民に問えばいいのではないだろうか。

国民が決めることで、政治家が決めることではない。それが民主主義だろ。

どう考えても民主主義をやめようとしているとしか思えない。自民党は昔から民主主義でなく、餅は餅屋、政治は政治家に任せておけば良いという考えだからね。民主主義ではないんだよ。これが独裁を生んで戦争を引き起こす。民主主義は面倒だけど、関心と覚悟を持って決めていくというのが良いところだ。

今、この戦争法案に賛成する人は、ただ自衛隊に任せればいいじゃないかと考えていて、次に徴兵することになって初めて、戦争はイヤとか言い出すのだろうけど。その時は手遅れだよ。

現在の自民党の論理でいけば、自衛隊に人が集まらなくなったら、徴兵するという論理になるだろう。だって、国を自衛できなくなるのは法律違反とか言い出して、、、、

いったい誰を守るために自衛隊はいるんだろうか。官僚と政治家を守るためにいるのだろうか。