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2011年5月16日月曜日

1号機、燃料溶融との報道

東電が1号機の燃料の大半が溶融したと判断したのは、
点検・調整した水位計で圧力容器内の水位を測り直し、これまでの見込みより大幅に低かったからだ。

水位は、燃料棒(長さ約4メートル)の上端から約5メートル上と、
下端から約1・5メートル下
の位置で水圧を測り、その差から算出する。

これまで水位は燃料棒上端から1・6~1・7メートル下と発表してきたが、
新たなデータでは上端から5メートル以上も下だった。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110513ddm003040067000c.html


燃料棒上端から1.6~1.7m下ということは、上端センサには水が無い状態、下端センサには4メートルの水圧があったが
今回、上端から5m下ということは、上端センサには水が無い状態、下端センサには0.5mの水圧があったということか。

こんなに凄い誤差(約8倍)を調整で直したのか、疑問だ。

下端センサはいくら調整しても値が同じであれば、下端センサが壊れているか水圧が感じられないのであれば、そこ(燃料上端から5.5m下=燃料下端から1.5m下:センサ位置)までは露出しているということで今回の発表なのかな。そうすると、燃料上端から5.5m以下が正しいのであって、全く無いという可能性もある。圧力容器内部の圧力はどのくらいなのかも発表して欲しかったですね。格納容器との圧力差がほとんど無ければ、大きな穴が空いている可能性が高い。圧力差がある程度あるのなら、小さな穴(燃料が邪魔しているだけなのかもしれないが)が空いていることになる。

いずれにせよ、燃料を水で洗うような現状の方法が最善かどうか、疑問が残る。水で洗うのを何年ほど続ければ良いのか。同じ水で洗えば洗うほど高濃度汚染水となるが、高濃度の物質のかさを増やしているだけではないのか。新しい水で洗うと拡散する方向に行ってしまう。水で冷やす(洗う)状況が正しいのだろうか。

今回の発表も、まだまだ胡散臭い内容だ。

溶融した時期についても発表しているが、手遅れだったという言い訳に使うためのよりよい時期を逆算しているような発表内容になっているのような気がするのは私が意地悪なせいなのか。

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