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2011年5月10日火曜日

福島原発 運動場の土 上下10cm置換

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110508/dst11050820350015-n1.htm

上下を入れ替えないで、原発の近くに持って行くべきでしょう。放射能は集めるべきで、分散すべきではない。放射能汚染された瓦礫も原発近くに集めるべきで、原発近くの放射線濃度は既に高いので、ここに新しく低濃度の放射能を集めても、放射線量は大きく変わらないでしょう。

深さを測っているらしいが、表土をはぎ取って、該当の深さまで掘って、そこにはぎ取った土を撒いて、埋める。この作業自体で大変大きな被曝をするのではないだろうか。また、はぎ取った土を的確にその深さに入れることができるのかどうか。数ヶ月後に他の被害、例えば地下水を汚染したりとか、発生した場合の対処はどうするのか。また、掘って、捨てるのか。セシウムだろうから半減に30年かかる。じっくりじわじわ汚染が広がるのはやめた方が良いのではないか。深さ10cmだって。話にならない。時間が経って染み出してくるのは間違いない。こんな子供が考えつくような対処を考え出したのは、一体誰だ。それに、記事中に書いてあるが、

「その結果、園庭は表土が毎時2・3マイクロシーベルトだったが、地下5センチでは同0・3マイクロシーベルトと大きく低減。砂場も表土は同1・7マイクロシーベルトだったが、地下5センチで同0・6マイクロシーベルト、地下10センチで同0・3マイクロシーベルトまで低下した。掘った穴に表土を先に入れ、地下の土をかぶせた後に地表を計測した結果は、後日改めて正式発表するとしている。」

何故、その場で結果を公表しないのか、持って帰ってデータを捏造するためなのか。後日改めて計測するのなら話はわかるが。

運ぶのは費用がかかるからなのか。その費用は東京電力の負担ではないのか。結果、国の負担=国民の負担か。それでも子供たちに20mSv/年を被曝させるわけにはいかない。表土は原発サイトに持っていくべきだろう。

東電も東大も通産省もよく考えて、ゴミとなる瓦礫や土の除染をどうするのか、また、除染後の高濃度放射能ゴミをどうするのかを先に考えておく必要がある。福島第一の地下深くに埋めてしまうというのが良いのでは。福島第一はいずれにせよ、相当の長期間の除染作業が必要なのだから、高濃度汚染物質と除染で高濃度化されたゴミをできるだけ近い場所に捨てたいだろう。地下200m位までトンネルを掘って、できるだけ地震で壊れないように、分散化した保存設備を作って、順にゴミを詰めて、最後は埋めてしまうようにすれば良いのでは。プルトニウムやウランなど気の遠くなる半減期を持った放射能は仕方ないが、半減期30年であれば60年程度管理すれば1/4になるのだから、どうせ、福島第一の跡地は使い物にならないでしょう。それこそロボットに掘らせて、ロボットに格納作業を行わせるというものを作ることにすれば、海外にも売れるのではないか。、、、アメリカやフランスが押し売りに来る前に決めましょう。ぐだぐだやっていると押し切られて設備を輸入することになりますよ。

ところで、今回の実験は土の深さと放射線量の関係を調べていなかったということ。今の政府は都合が悪くなるから放射線をなるべく量らないというスタンスで物事を進めているようだ。福島県内はもっときめ細かい計測が必要で、家屋の中、屋根の上、下水道の中、トンネルの中、アスファルト(高速道路)、河川、森林の葉、幹、土、ありとあらゆる場所で計測する必要があると思う。一部の都合の良いところだけを取り出して、都合のよい対処をするというのはやめて欲しい。このようなことを続けるのであれば、全く信用できなくなる。そういえば、今の東電の対処と同じだね。いきあたりばったり。泥縄。

事故当初のアメリカの冷却剤も試験的なものだったのかもしれないですね。原発事故なんて起こってないから、試しに使ってみろということだったのかもしれませんね。それで断ったのでは?結果メルトダウンなので、断らない方がよかったかもしれません。

何とかならないのでしょうか。メルトダウンを前提に原発の対処が行われていないようですが、ぐだぐだやっていると、取り返しのつかない状態に陥ると思います。もっと大英断で、大規模になんとかするべきです。水浸しはあまり良い方法とは思えません。水浸しは容器が必要で、その容器と汚染水を管理する必要があります。水は除染が必要になり、汚染水を保持する容器は修理することが非常に困難になります。水漏れが始まったら、その外側に柵を作るしかないでしょう。漏れ初めてからでは格納容器の外に柵を作るのは難しいです。石棺の用意をし始めるべきではないだろうか。外側に2重のメンテ可能な石棺を用意して、30年後にコンクリートや鉄筋が痛んだ場合に補修できるような石棺を設計するべきではないだろうか。長い目で見ればその方が安上がりになると思うが。いまのように垂れ流しっぱなしはそろそろやめないと。

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