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2011年5月8日日曜日

浜岡原発 停止要望?!

この先、30年で85%の確率で東海地震がM8クラスで発生する。津波の高さは不明。

政府は、現状、一番危険な原発である浜岡原発の運転を、予想される東海地震に対応する措置を講ずるまで停止して欲しいという要望を中部電力に出した。

何故か。と問えば、一番危険な原発を運転停止することで、国民の安全安心を求めるということである。

それなら、いつ来てもおかしくないと言われる状態で、何故、要望でなく、立法して即時停止させないのか。また、この要望発表の後、立法する気はないのか。

理由は、一番お金が掛からない方法を取っただけであろう。 立法で一企業の営業活動を停止させると、その停止命令による損失を賠償しなければならない。もちろん企業は原発を合法的に運転しているのであるから。つまり、立法ではやりたくないということである。

では、何故、このような発表をしたのか。

理由は、国民に対して、政府は「言うことは言いました。政府はできるかぎりのことをやっているので、浜岡原発が災害にあって、放射能漏れした場合は、既に要望という形で警告を出したので、責任は中部電力側にあるのです。賠償請求は中部電力へ」ということであろう。

国民の安心、安全を考えているとは思えない。自分らがやらなければならないことを、中部電力に責任転嫁しただけである。安心、安全を中部電力に丸投げしたので、国民は安心したいのなら中部電力に不安を訴えてください。と言っているとしか思えない。こんな酷い行為はないと思う。責任をとるのが政治家のはずで、丸投げする方法を思いつくのは役人の発想である。どこかの役人が思いついたことを政治家がその通りに実行しただけで、何の価値もないことを今回行ったことになる。

元々、原発政策は政府が進めていたものであるので、このような事態になった場合、政府の基本方針を決めなければ前に進まないのである。それをなし崩し的にしようとしているとしか思えない。トカゲのしっぽ切りではないのか。結局は、新しい原発は当面作らない。原発推進だけでなく、新エネルギーの開発も擁護(補助金を出す)する程度に落ち着くのではないだろうか。このような議論はこれからと海江田氏は言っているが、この議論をそれこそ「会議」として立ち上げないままであれば、新エネルギーの擁護も無理な話になるだろう。

原発に限らず、新しい発電のネックになるのは、送電し配電する設備を持っていないことである。つまり、電力会社は自社以外の発電を購入したくないのである。問題を起こしたくない。リスクは負いたくないためである。現在の電力会社が地域独占で、発電、送電を全て独占しているので、新しい発電は自社以外で対応したくないのである。今回の原発事故を契機に、発電会社と送電会社を分割して、地域独占を時間を掛けて解除すればいい。急に行うと電力会社の株は暴落するかもしれないが、期限を切って、目標を掲げれば、衝撃を緩和できるのではないだろうか。そして、発電者が売電競争できるような環境を作って、競争させることで、発電コストを下げることもできるだろう。こうなると原発は競争力は無くなるだろう。製造コスト+廃炉コストが高すぎるので、それらを見込んだ料金にしなければならない。

そのような原発や電力供給の方針を示すのが政治家の役目であって、電力会社に責任を丸投げするような声明を出すのは役人で十分だろう。

まさかとは思うけど、保安院が要望として出したいと言ったのを「空き缶」が横取りして発表したのかもしれないね。もしそうなら、「アホ缶」だね。政治家としての資質が問われる。

----- そもそも、東海地震が来る確率に根拠はあるのか、東日本大震災の予測もできなかったし、阪神淡路大震災の予測もできなかったのに、東海地震だけは確率予測しているのはおかしいんじゃないのか。それを根拠に浜岡原発が危なくて、他の原発とは状況が違うということは確かなことか。これも東大の地震研が絡んでいて、自分たちの研究費が欲しいだけのことではないのか。結局、東大、東電、官僚トライアングルのまま進んでいるのではないか。

東海地震が来たとしても、予測はできないと思う。できるのなら、東北も阪神もできたはず。一部の現象が必ず発生するという根拠はない。予知は無理である。ところで30年で85%って、どういうことなんだろう。ちょっとWikiで見てみたら、過去の地震で連動型で発生している東海地震は95~142年おきに発生しているようだ。前回が1946年(昭和21年)のようで、次回は2040から2055年ってことは30年後か。あれ、周期計算上の確率なのか、30年85%。記録さえあれば素人でも計算できるのじゃないか。それでも、地球も永遠に同じ活動を続けるのかどうかはわからんが。ずっと前から東海沖地震が来ると言われていたが、あれは何だったのかな?え?現在は単独で東海地震は発生しないというのが有力なのか。じゃ、やっぱり30年後か。もう、死んでるかも。静岡県に計測機器のための予算がつぎ込まれて、静岡県と一部の業者と一部の学者としては商売として儲かったのかもしれないね。そう考えると、静岡も「ウェルカム地震予知」だったのかもしれないな。Wikiではマスコミが騒いだことになっているが、マスコミを騒がせて、予算を確保しただけではないかな。マスコミもトライアングルの一部に組み込まれているだろうからね。

いつものことだけど、まとまりが無いね。

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