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2011年5月14日土曜日

すごい計算式!

福島の生徒の被曝量計算。文部科学省の計算。

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan031/siryo3-5.pdf

まず、校庭以外と校庭との平均放射線量が0.61倍であるので、校庭以外は3.8μSv/hの0.61倍を利用する。 これがおかしいでしょう。3.8の0.61倍は平均でしょう。最大値を使わなきゃダメじゃないの、平均被曝量という結果になるのに、最後は平均というこ言葉を使わないで、1年間の積算被曝量は9.99mSvになっている。これは平均だから、何の意味があるんじゃろ。平均して被曝する人はいないでしょう。最大被曝と最低被曝の計算をすべきではないかな。こんなところで分母を大きくして結果を小さく見せようなんてことはしないで欲しいですね。科学者が沢山いるのなら。結果として20mSvの半分だと言っているが何を言っているのは意味不明だね。都合をつけるために何度か逆算したんじゃないの。最後に平均値を使えばもっと下がるからということで平均値を使ったんでしょう。この文書の目的が低いから影響が無いということを証明したいだけ。安全でも安心でもない。しかも核種におけるの減衰率まで考慮しているらしい。念には念を入れて値を小さくしているとしか思えない。20mSvまでOKではないのであって、できる限り少なく被曝させるにはどうするかを考えるのであって、9.99だから良いだろうではないのである。これ以外にも食事、飲み水から被曝する可能性があるので、空間からの被曝を出来るだけ抑えたいと誰もが考えているところで、20の半分だから大丈夫みたいな答えを無理矢理出すような計算をすることが信じられない。

平均倍率0.61を使わないで、各家庭の庭、屋内での線量の一番高い値を使うべきだったね。3.8x0.61=2.318だけど、この2.318という値を一切出さない(根拠が無いから)で式が書いてあるのも何だかおかしいね。式を難しくしているだけだし。

しかも最後は学校だけでなくて家庭の方が被曝量が多いんだからそっちを気をつけろと書いてあるが、それなら避難(疎開)させるべきじゃないのかな。学校は被曝に関して17%しか関係しないから家の行動を気をつけろというのは 教育者の言葉では無いでしょう。学校の被曝を0にする努力をしてから、家庭でも気をつけてねと言うべきじゃないのか。3.8まで大丈夫ではなく、避難できないならできるだけ低減することが望ましいはず。法律に引っかからなければ何をしても何を言っても大丈夫という役人根性を生徒に教えるのが教育者なのか。

これでは、3.8μSv/時の正当性を証明したとは言い切れないのではないだろうか。

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