エコカー補助金が終了したようだが、自動車産業はこんなものに頼っているようではお先真っ暗だろう。日本の総人口が増えてない状況で、もちろん、所得も増えていない。一戸あたりの駐車場スペースも増えていない。つまり自動車保有数はこれからも増えないのである。年寄りが運転をやめて車を破棄し、若者が免許を取得して車を買う。数年毎に買い換えるだろう。しかし、それだけだ。需要は増えるのではなく一定なのだ。
エコカー補助金はこの購入を先取りさせるだけだ。日本の保有車数が増えるわけではない。需要を伸ばそうとするのは、もう無理な話なのに、こんな補助金に頼らなければならないとは。むしろ逆効果だろう。利益の先食いをして、将来の車の需要数を見誤り、また車が売れないから補助金をよこせといいだすだろう。自動車産業自体が国の補助金でしかなりたたなくなるだろう。まるで農業政策と同じだ。補助金を出すのは解決策がある場合に限る。半永久的な補助金はその産業にとっても自殺行為になるのに。
車が売れない理由、
・警察の取り締まりが激しい=ちょっと無茶なことをやると捕まってしまうので
スリルがなくなってしまった。
・車の性能は良いのに、それを試せる場所がない。高速道路の速度制限がきつい。
本当の高速道路がない。産業道路ばっかり。
・事故って死ぬのはいや。ゲームでも体験できる。ゲームは安全。
・そこいらの車では女が振り向かない。振り向かせるような車は高すぎる。
・ターゲットユーザが見えない。60才台をターゲットにするのは無理。
・休日の行楽地への渋滞が激しい。渋滞は面白くない。
・ガソリンが高すぎる。
・電池自動車は迫力がない。(排気音がしない、自己主張しない)
・車検や自動車税は実情に合っていない。車の維持にかかる税金が高すぎる。
などが思いつきます。長いあいだに構造的におかしなものが自動車というものに付着してしまい、楽しさとか面白さより、お金儲けが優先されるようになっているからではないでしょうか。所謂、無駄が必然になっていて、その部分で生活している人が大勢いるのだろうと。
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