方程式を解く際に、「移項する」という操作がある。これは右辺から左辺へ、左辺から右辺へ項を移動するものである。符号(+-)が変わるという覚え方をしている。
しかし、この覚え方は間違いである。方程式の基本を考えれば簡単なことである。両辺に同じ四則演算を行っても方程式は維持される。二乗したりすると絶対値扱いになったりするので、ダメですが、四則演算はOKです。
移項ではなくて、両辺から同じ値(項)を引いている(減算している)のである。だから符号が変わって反対側に移動したような気になるのである。
X=2-X
こんな簡単な方程式に意味は無いが、両辺にXを加算してみよう。
X+X=2-X+X
2X=2-(X-X) -(X-X) となるのは -()で括ったから
2X=2
両辺を2で割る。
2X/2 = 2/2
X = 1
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