http://seiji.yahoo.co.jp/article/124/
小委員会では、被害を減らせる効果と、人々のなりわいや自然を損なう負の効果を数値化することを検討。これらを合わせた「便益」から「費用」を差し引いた「純便益」が最大になるような高さを検討しています。
この数値化で出た答えは被害を最大にし、環境を最低にする高さだ。相反するもののバランスを取ると、それぞれの機能には役に立たない値となり、作るだけ無駄というものだ。そのくらいの事が判らないのなら、工事をやめてしまえ。
役人の言い訳を考えるための小委員会なら、費用の無駄だろう。誰がこんなバカなことを言い出したのだろうか。津波の高さ予測は非常に曖昧で危険だ。一部の壁の高さを低くしておくと、その低い箇所の基準で避難計画を立てなければならなくなる。あちこちで様々な高さにすると津波警報の時にどこまで逃げればいいのか判断に迷うことになるだろう。言い訳の為の高さにして、実際に被害が出たら、みんなの意見を聞いて作ったのだから、役人に責任はない。最大限努力したと言い逃れたいのだろう。
ここ300年くらいは今の高さで十分だったのなら、それでいいじゃないか。壊れた防潮壁だけを修復して、後は逃げる手段を講じるべきだろう。
防潮壁の目的は何だ。低地の住居や設備は高台に引っ越すことになったはずだ。であれば、防潮壁は一体何を守るのか。要らないだろう。高台に移動しないものを守るために防潮壁があるのだ。防潮壁を作るのなら高台に移動しなくて良いのだろう。しかし、この方法でも、住居から海を望むことはできないということだ。
今まで通りの住環境に戻してはいけないのだろうか。海の側に住んで、船の整備をして、漁や養殖をしていけないのだろうか。600年に一度なら逃げる事ができれば良いのではないか。病院、学校、幼稚園、老人ホームなど公共施設を高台に移設すれば良いのであって、一般住宅は問題ないだろう。実際、津波が来る事が判ってから水位が上がるまでには時間があるのだ。普通の人なら逃げ切れるのだから。
土建屋が儲けたいが為に防潮壁や高台移設を叫んでいるだけで、一般の人は早く家を建て直したい、昔の場所で構わないから、というのが本音ではないだろうか。
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