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2016年4月26日火曜日

三菱自動車 燃費虚偽報告事件

そもそも、自動車のカタログ燃費値はおかしい。新車でもあの燃費で走ったことがない。指定の燃費では走れない値(カタログ燃費値)が嘘だったというのは消費者には最初から判っていることだ。

テレビは間抜けなことにカタログ値で走れるかどうかについては報道しない。

これは単に国土交通省と自動車メーカーの問題であり、その税金の問題なのである。
消費者はカタログ性能がどうであれ、購入後に不満をいわないのだから納得したのだろう。そもそもカタログ燃費は現実性がないのは誰でも知っている。消費者は何も損はしていないのだ。消費者にガソリン代を返すらしいが、それはカタログ値で走れるという前提なのか。何を根拠に計算するのだろうか。走行距離で計算するのか。アホらしい。消費者としては、嘘をついていた会社の車ということが問題になるだろう。

しかし、少し前のリコール隠しもあったのだから、相当な物好きで無いと三菱は買わないだろう。三菱好きで買ったのなら、二度ある事は三度あるっていうことで、今回の件は諦められるだろう。

国土交通省は今のままでいいんじゃないの。どう転んでも役所仕事なんだから。平等を取り違えているんだから。平等とは機会の平等であり、格差や技術を平等に扱うことではない。

消費者庁が、消費者目線に燃費を再検証することを望む。簡単に言えば、道路を走った結果としての燃費を示すべきである。市街地と高速の2コースを毎年コースを変えて計測し、それを公表すればいい。自動車メーカーも望んでいるのではないだろうか。純粋な燃費試験である。前年度に発表された新車について、購入者を伏せて購入し、計測する。結果はインターネットや新聞などに公表する。

同じ道を同じ距離だけ複数回走る。運転者やコース取りで変わるというかもしれないが、そんなことはどうでもいいではないか。いろいろな人が運転するし、いろいろなコース取りをするだろう。それを計測するのだから。まあ、最低でも運転車を変えて2回くらいはやって欲しいですね。それで、平均値ではなくて、生データをそのまま公表して欲しいですね。なんなら、オンボードカメラの映像も同時に公開するというのも良いと思います。
メーカーにより、ばらつきがあるだろうけど、数年すれば収斂してくるだろうから。
メーカーもバカではない、このテストをするようになって、メーカー独自の実燃費というものをカタログ外で出すようになるかもしれない。

現状の燃費競争は単なる免税を受けられるようにして、販売に結びつけたいだけ。実際の燃費はどうでもいいんだろう。役人も値はどうであれ、実際に燃費性能が上がっているのであればいいだろうという。この関係に消費者としての目線はない。

消費者庁があるのなら、消費者庁がやるべきだろう。

幸せとは企業がもうかって、カネを多く得ることを追求すること。という考えが政府の『国民の幸せ』ということなのだろうか。いつまでたっても昭和感が抜けないな。

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