ルールさえ守ればいいのでしょうか。
何だか、山本太郎議員の件、アントニオ猪木議員の件、コレについての解説員の意見がルール違反はダメ。ルールを守ろうだって。
例えば、猪木議員が拉致被害者で生存者に会ったとすれば、大歓迎ではないだろうか。ルールを守れ、ではなくて、国会議員なら、外交の結果としてそれなりの報酬を持ち帰るべきだという解説がほしいですね。
山本太郎議員についても天皇陛下に手紙を渡してはいけない理由を説明して欲しかったです。実際の所、私も手紙などを渡したいとは思いませんが、渡してはいけない理由を考えつきません。石原良純も常識がない行為だと言っていましたが、手紙を渡す行為は非常識でしょうか。それこそルールから言えば、天皇は国民の象徴である訳で、手紙を渡せないとか、会話でタメ口きいてはダメとか、そんなことは規定されていない訳で。何を前提として非常識なのか、全く理解できません。戦前の現人神ならいざしらず、現代では、普通の人間という事ですから。江戸時代でも天皇を知っている人がどれだけいたのだろうか、また、知る必要があったのでしょうか。国民の思想統一をしていたのが旧大日本帝国憲法だと思う、その時代にはそうしなければならない理由があったのだろう。今、この現代で、天皇は象徴としての存在なのであり、手紙も渡せないような神秘に包まれた人ではないと思う。
但し、山本太郎議員の原発労務者の現状を理解して欲しいという内容の手紙を渡すというのはちょっとおかしい。天皇が理解したからと言って、何が改善するのか、理解していないと何が不都合なのか、全く解らない。パフォーマンスとしての行為であれば、国民の象徴に対する自己顕示は、国民に対して大変非礼な行為と思う。ま、結局、山本太郎議員はただのパフォーマーだったということだろう。役立たずだな、67万票の重みをよく噛み締めてもらいたいものだ。と言えるほど私も立派な人間ではないが。言いたくなるニュースだった。
何をいいたかったかと言えば、ルールだけを守るという発想は危険だと思う。ルールの前に、その行為への理由を考えるべきで、ルールに違反したから間違っているとか、ルール通りだから正しい行為だとかという判断は間違っていると言うこと。ルールは便利にするためにあるもので、正義ではない。だからルールを守っていればいいというものではないと言いたいだけでした。
2013年11月9日土曜日
ルールを守ろう by 5ch
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