「旧国鉄時代のやり方を漫然と続け、それすらできなくなった」。レールデータ改ざんなど問題が相次いだJR北海道に対し、国土交通省が昨秋から実施していた特別保安監査では、現場の第一線から本社に至るまで安全輸送への意識が軒並み欠落した深刻な状況が浮き彫りとなった。
国交省は21日に監査結果をまとめ、「JR北海道の再生へ」と題する報告書を公表。複数の担当部署で、改ざんを管理職が指示、黙認するなど組織的な関与を認めたほか、前任者からの引き継ぎで慣例化するなど根深い実態を明らかにした。
同省は、責任感の欠如など職員の資質を問題視した上で、若手が基本的知識を習得していなかった点にも言及した。本社サイドが要員確保や教育を怠ったために「技術の伝承が不十分だった」とし、列車の高速化や札幌圏の輸送力強化を重視する半面、足元の安全対策が見過ごされたとした。
本社が前年度踏襲の予算編成を行い、「現場は本社へ要望を行う意欲を喪失した」と経営姿勢も批判。「環境の変化にもかかわらず、旧国鉄時代からのやり方を変えることなく漫然と続け、それすら維持できなくなった」と結論付けた。(2014/01/21-17:20)
いや-、国交省はすごいね。こんなことを今まで気づかなかったのか。国交省こそ、環境の変化にもかかわらず、旧国鉄時代からのやり方を変えることなく漫然と続け、それすら維持できなくなった。ということでしょう。問題がJRではなく、それを知っていて黙っていた国交省の担当役人にあると思います。こんなに酷いのなら既に担当者は知っていたでしょう。それをそのまま放置していたのは国交省側でしょうから、国交省が反省すべきだと思いますけどね。役人は謝らないからね。責任もとらないし。税金払うのがイヤになるね。
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