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2012年5月31日木曜日

結局、大飯原発は再稼働する

結局、再稼働を認めることになったようだ。橋下らの関西広域連合も根性のないことで、電力会社の思うままということになった。いや、結局は経済産業省の役人の思うまま、電力会社の思うままということだろう。これで刈羽柏崎も再稼働するだろう。

果たして「安全」は何処にいったのか。何が安全で何が安全で無いのか。福島原発の原因追及もなしに、安全を語れるはずがない。本当に東京電力にメルトダウンの責任は無かったのか。全電源喪失したらメルトダウンするというのなら、原発はやめるべきだ。全電源喪失時、水を原子炉に入れることでメルトダウンを防げるのであれば、その水を用意すべきで、全電源喪失しないように発電機を用意するのは間違っている。冷却システムが壊れたら、結局は原子炉に水を入れることになるのであれば、原子炉に水を入れる設備を用意しておくべきだ。それが最終手段であれば尚更だろう。

何故か電力会社は水を用意しないで電源車を用意している。水は海水しかないので、海水を入れると廃炉になる。廃炉の準備をするのは嫌だから、廃炉にならないような電源車を用意する。結局、何もしないのと同じで、過酷事故が冷却システムにおきれば、電源車は意味をなさない。海水を投入するためのポンプの電源にはなるかもしれないが。それなら消防のポンプ車で十分ではないだろうか。

全電源喪失時、その時ならポンプ車で水を入れることができたはず。なぜなら、高温でないため、内部の上記圧力がさほど高くない。メルトダウンが始まると、内部圧力が上がってしまって、ベント(排気)しないと水を投入できなくなる。だから、全電源喪失時、海水をポンプ車で入れるという準備をするべきではないだろうか。それが放射能漏れを防ぐ安全策だと思うのだが。

原子炉は大地震でも壊れない。旅客機がぶつかっても壊れないと言われているが、冷却システムが壊れたり、原子炉建屋が壊れれば、メルトダウンするのなら、大地震や旅客機で壊れてしまうということである。

原発は放射能漏れが問題であり、他のことは全く問題ではない。使用済み燃料プールについては何も安全策をとっていない。これも電源喪失すると冷却システムが壊れてメルトダウンする。可及的速やかに原子炉建屋より安全なプールに入れ直すか、海水投入できるように準備しておくかだろう。原子炉より危険だと思う。原子炉は格納容器があるが、燃料プールはただの水たまりだ。これが壊れて,水が漏れるとメルトダウンを起こす。福島原発ではプールは壊れなかったが、絶対に壊れないという保証はない。

これを何とかしておくことが政府の責任、電力会社の責任だと思う。

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