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2011年4月20日水曜日

福島の小中学校、3.8μSv/h

薬害エイズの時にどっかの偉い先生がこんなもの大丈夫だと言って輸入したら感染しちゃった。
3.8μSv/h十分に安全を見込んであるので大丈夫だと偉い先生が言って、避難しなかったら被曝の影響がでちゃった。

10年後にそうならないことを願う。

100mSv/yearで問題がでることが証明されている。ならば20mSv/Yearで問題が起きる可能性は十分にある。但し、因果関係を証明できないだけ。しかし、問題が出て、補償されても体は元に戻らないし、DNAの疵は元に戻せない。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-07-03 に書いていることがまた無茶な、、、、

<概要>
ブラジル南部大西洋岸のモナザイト岩石地帯と海岸から内陸のミナスゲレス州の火山性噴出物地帯は自然放射線のレベルが高く、モナザイト地帯のガラパリでは個人被曝線量率が屋外と屋内とを併せて平均5.5mGy/年、範囲は0.9~28mGy/年であり、ミナスゲレスのポソスドカルダスでは空間線量率が約245mGy/年に達する場所がある。これら高自然放射線地域の住民の末梢血リンパ球染色体異常対照地域と比べて増えていた。しかし、健康への影響は認められなかった。

<本文>

中略

ブラジルにはエスピリトサント(Espirito Santo)州及びリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)大西洋岸に沿って広がるモナザイト岩石地帯と海岸から内陸のミナスゲレス(Minas Gerais)州に向かって伸びる火山性噴出物地帯の2種類の高自然放射線地域がある。
モナザイト地帯のガラパリ(Guarapari)は住民数12000、夏の避暑客約30000人の町であり、そこの空間線量率は街路で約1E-6~2E-6Gy/時(約8.8~17.5mGy/年)、海岸で2E10-5Gy/時(175mGy/年)、住民317人についてTLDにより測定した個人の被曝線量率は屋内と屋外とを併せて平均6.3E-7Gy/時(5.5mGy/年)、範囲は約1E-7~3.2E-6Gy/時(0.9~28mGy/年)である。ガラパリにおける線量率の分布を 図1 に示す。

中略

これらの高自然放射線地域住民の健康への影響を知る手段として末梢血リンパ球の染色体異常が調べられた。
ガラパリの住民202人とその対照地域の住民147人についての調査結果によると、染色体異常(欠失、2動原体、リング)の頻度はガラパリと対照地域とでは有意に異なっており、検査細胞数中の染色体異常の割合(%)は対照地域の0.98%に対して1.30%とガラパリの方が高くなっている( 表1 )。この染色体異常の原因は外部放射線よりもトリウムに由来する220Ra、212Pb、212Biの内部被曝であろうと推測されている。しかしながら、エスピリト・サント州の夫婦8000組とその妊娠終結(生・死・流産)44,000回について、産児の性比、先天性異常、流産、死産、乳児
死亡、生殖能(受胎率、出産率)を調べた結果によると、対照群と比較して、「良い」影響も「悪い」影響も認められなかった。

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何がすごいことが書いてあるかって、概略と本文が異なる。

まず、染色体異常が起きている対象群は ガラパリの住民202人である。”「良い」影響も「悪い」影響も認められなかった。”のは、ガラパリを含むエスピリト・サント州の8000組の夫婦にたいして行った調査結果である。どのように調査したのかは不明だが、日本のような戸籍、正確な住民票システムがあるのかどうかは怪しいが。

放射線濃度の箇所はガラパリという一番強い場所での話で、リンパ異常が起きていることが判った。健康調査はなぜか州まで広げて調査して(ガラパリの人を含んでいるかどうかも記述が無い)影響は見られないという結論を出している。

結局、60mSv/yearという放射線にさらされる(この場合内部被曝は無視)ことが健康に影響があるか無いか調査対象が不足して判らない(この結果はあまり意味が無い)という結論である。

これが放射線学者の安全の根拠だとしたら怖いね。

エスピリトサント(Espirito Santo)州全体の平均放射線量の資料はどこかに隠してあるようです。

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