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2011年4月28日木曜日

国産 原発災害ロボット投入か。

http://www.robonable.jp/news/2011/04/06irs2.html

あまり批判はしたくないが、これはダメだろう。故障したときにどうしようもない。人間が拾いに行くのか。人間がそこに行けないからロボットに行ってもらうんだから。これは単純な空気中の放射線をはかるだけのロボットらしいが。耐放射線量は20Sv、現在の原子炉建屋は1Sv/時だから、20時間で壊れるということだね。10Sv/時の場合、2時間しか持たない。それを計測してしまったら、逃げて帰ってくるんだね。20時間で壊れて、除染して、修理して、20時間で壊れて、除染して、修理して、、、、除染を考えてないでしょ、このロボット。水を掛けたら壊れそうだし。

いくら掛かるか知らないけど、この程度のおもちゃで、原子炉建屋の放射線量が全て把握できるのかな?使ってみてゴミになったら拾ってこなくて良いという前提で使ってあげればどうかな。いやいや放射性のゴミをこれ以上増やすのは嫌だね。

ベルト式のクローラが付いているのが難点だと思う。金属製のキャタピラにしないとダメ。無線は不要。有線で大丈夫。防水でなさそうだから防水化しないとダメ。プールに落ちたらおしまい。蒸気にあたったら終わり。Axis 213Pネットカメラを付けているようではダメ、屋外仕様でないものは湿気で壊れる。建屋内は湿気が多いのは当たり前、地下に水が溜まっているくらいだから。仕様に、結露不可だって書いてある。それに真っ暗では写らないので光源が必要では。暗くなったら帰るのでは子供の使い。

これを作った人たちは、原子炉建屋が大学の屋内と同じ環境だと思っているようですね。他の装備も全て屋内仕様のようだし。これを真面目に開発している大学ってどういう大学なのか、頭脳を疑うよね。

日本のロボットはアニメレベルのものしかないのかな。

いやいや産業ロボットの会社ならいっぱいあるよね。原発解体会社というのを作って、福島第一原発でやろうよ。原発解体ロボットという方針でやってくれれば、産業ロボットの会社も開発してくれるのではないでしょうか。世界に十数台は廃炉になる原発があると思うし。安全院とか安全委員会の人の給料を産業ロボットの開発費に当てれば、それなりに作れる技術もあると思うけどね。

原発は解体を考えないで作ったから、災害時に対応できないんだよね。そろそろちゃんと解体する研究を始めるべきじゃないのかな。地震を予知しようって言う国で、原発を解体しようって言わないのはおかしいね。解体中も事故が起きないという前提だったら、災害時には対応できないか。たぶんそうだね。解体中の事故の想定はしていないのかな。燃料プールに亀裂が入ったとか、、、、冷却用電源ケーブル切っちゃったとか、、、こんなのも想定外なのかな。

難しいことと面倒なことを「想定外」と言っているだけだね。

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