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2013年2月16日土曜日

遠隔操作ウイルスを作ったとされる男

色々とニュースが流れているが、結局の所、その男が実行したという証拠は無いだろう。全て状況証拠で、なおかつ、偽装可能な証拠ばかりだろう。デジタルで作成したものはいくらでもコピーができる。また、コピーされたものが元のデータ(ウイルス)と同じかどうかは判らない。コピーした日時も保証できない。デジタルデータは後からなんとでも書き替えることができるからである。

唯一の証拠は江ノ島の猫の首輪だけだろう。しかし、首輪を付けようとした画像があるのかどうかは怪しいところだ。前後関係から確実にこの人が首輪を付けたという証拠でも無い限り、難しいのではないだろうか。

基本的には状況証拠だけで、本人の自白が無ければ、無罪だろう。誤認逮捕して自白させた警察、その警察が今度は真犯人だという証明ができるのだろうか。自白に頼ることはできない。決定的な証拠は何もないのだ。この人の持っているPCにウイルスがあったとして、作成した形跡があったとしても、この人がそれを行ったかどうかは判らないからである。なぜなら、この人のPCも遠隔操作されていたかもしれないし、既にバックドアは閉じられているかもしれない。頑張れば全ての証拠を消すことができる。ディスクに削除したファイルが残っているというが、それを消してしまうソフトもあるのだから。コンピュータで作ったものをコンピュータで痕跡を消せない訳がない。当たり前だ。

遠隔操作は、操作されている時に繋いでいるログを取り、電話の逆探知のような作業を行って、その場所に犯人が存在することが必要だ。これなら現行犯で捕まえることができる。または、そのときのアリバイを調べて、そこにいたことを証明すれば犯人である。仮想空間であるが、接続は実空間なので、接続を調べる能力を高めておく必要がある。

そもそも個人のPCから送られたメッセージが脅迫だろうとなんだろうと、相手にしなければいい。なぜなら、誰が書いたか判らないものは脅迫とは言えないだろう。そもそも、脅迫だけでは誰も被害を受けない。実行されないかぎり問題ないだろう。いちいち脅迫に反応しないということが大事なのではないだろうか。

電話一本で新幹線を止めて、電話一本で原発を止めることができるのだろうか。

ツイッターで電力不足を引き起こせるのだろうか。

不思議だ。

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