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2011年8月29日月曜日

ねじれ国会

ねじれ国会となったのは、昨年の参議院選挙だったか。菅氏が消費税増税を宣言したため、民主が議席を失ったためだ。ねじれ国会となったために、マニフェストを変更し、野党との協調路線にならなければならなかった。このねじれ国会を作ったのは、菅氏(党代表)と岡田氏(党幹事長)である。結局、大敗したのに、誰も責任をとらずに、ずるずるしている時に大地震である。大地震の対応はそれはそれは納得のいくものではなかった。何かにつけて、対応が遅い。問題が発生してから、それの対処をするまでの時間が長い、放射能情報は隠蔽する。放射能の安全基準をまともに作らない。復興には瓦礫処理と仮設住宅が一番最初の問題となるのは判っていたはずなのに、放射能の影響を考慮できず、予算を立てられないままになっていた。
 次々と処理しなければならないのに、あまりにもゆっくりだったため、野党も気落ちして、復興予算にケチをつけ始めた。これが震災直後であれば、バラ蒔きだの何だの言う前に復興予算を通しただろう。民主の手際が悪い(菅氏)のと、野党との折衝をしない(岡田氏)ため、何も前に進まなかった。しかしこの状態を作ったのも彼らであり、その運用のまずさも彼らだった。彼らは未だ責任をとっていない。これはおかしなことである。こんな政党があるだろうか。選挙に負けても反省なし、自分たちの行った結果に対しても反省なし、その後の未熟さからくる不手際にも反省なし。

そもそも、昨年の選挙で、消費税増税を言ったら議席を失った。今は選挙が無いからなのか、復興費は増税で賄うということに世論の50%が賛成しているらしい。今、選挙すれば、増税を唱える党でも議席を増やせるのだろうか。それとも、実際、増税したら、みんなは怒るのだろうか。それとも世論調査の質問方法がおかしいのだろうか。誘導質問になっていないか。世論調査を新聞社が行っているが、その調査の前提となる意見を新聞に載せておきながらそれが正しいかということを聞いて、それが世論であるというのは、どこかおかしな話だ。自分で火をつけて、火事だ!と叫び、火事は怖いですかと聞いて廻っているようなものだ。世論誘導もほどほどにして欲しいものだ。昨年の参議院選挙と同じで、今解散し、自民と民主が増税を打ち出し、みんなの党が増税の前に景気回復と言えばみんなの党の勝ちになるのではないだろうか。増税に賛成する国民が50%もいるはずがない。

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