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2012年1月19日木曜日

福井県、再稼働認めぬ姿勢 大飯3、4号耐性評価

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/32601.html

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記事にもあるが、「保安院」がストレステストの評価を妥当か不当かを判断すべきではないと思う。福島原発の反省も無いままに「保安院」が原発に関する評価をすべきではないだろう。その妥当という判断に福島の想定外が含まれているとすれば、それは、おかしな事で、地震や津波に耐えうるという、その100%安全という、その想定が崩れた時のことを準備しないで、テストの結果が妥当であるというのか。

と言ってもストレステストの内容について、どこまで公表されているのか判らないし、所詮は都合の良いシミュレーションで、しかも電力会社が行ったシミュレーションであるなら、結果は都合の良い資料となるわけであり、ここでいうストレステストの結果を妥当と国が判定するなら、事故時はまた税金を使うということを認めたことになる。かといって電力会社が大丈夫というだけでは心許ない。

何処までが安全なのか、、、いや、原発は安全ではないのだろう。安全ではないので、事故時の対処を決めて、メルトダウンを含めてどのような影響があるかを検討すべきで、メルトダウンしないというなら福島がメルトダウンした理由は何なのか。それは、災害の大きさを想定したからである。想定外については検討しなかったからである。今回もストレステストで災害の規模を想定し、それに耐えうるかどうかを予測するのは構わないが、メルトダウンしたらどうするかを話し合っておくべきで、メルトダウンしないというのであれば、福島以前と同じで、想定外を検討しないということになる。それが人災を引き起こすのだと思う。

せめて避難方法とその対策については検討はしておくべき。

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