Powered By Blogger

2012年11月20日火曜日

刈羽柏崎原発

安全対策中とのことで、想定では5mの津波だが、現在は15mの津波堤防を作っているとのこと。高台に20000トンの冷却水プールを用意していると。
15mの津波に耐えられるのかどうかはよく分からないが、15mの津波が来ても非常時の発電機は動作するということなのだろうか。冷却システムは動作するということなのだろうか。堤防とプールという安全基準に則っていれば安全なのだろうか。

実際、過酷事故が発生した際にどのような対策がとれるようにいしているかということが大事で、誰もが過酷事故を望んでいる訳ではない。過酷事故は起こしませんというのは目標であって、過酷事故は起きる可能性があるのなら、それにどれだけの対処や対策を持っているかどうかが安全かどうかという事だと思う。

堤防が高い、冷却水プールが用意されているので過酷事故は起きない。これはまさに原発安全神話であり、安全だと思うからおかしな話になる。想定外という話になる。安全でなければ想定外はあり得ないのだから、あらゆる想定をしておくことが必要になる。例えば、ある程度以上の被害となれば、避難のみという事態も想定しておく。つまり、手に負えなくなったら逃げるである。これらの基準を何処におくかが安心に繋がると思う。

原発は安全だからなんていう言葉を本当に信じている人がいたなんて、ちゃんちゃらおかしいけど。東電にも蔓延していたとは驚きです。原子力村と経産省の教育が行き届いていたのでしょう。

ところで、20000トンは何時間分なのかが記事に書いてなかったけど、そんな程度だから再稼働できないんだよね。20日分の真水を用意して、交流電源喪失後でも20日間は冷却可能であり、原子炉は完全に冷えますとか、使用済み核燃料は原子炉建屋の中のプール保存ではなく、乾式保存として、ガラス封印するとか、何とかならないのでしょうか。つまり、自然災害で受ける被害から原子力発電所を冷やすための十分な冷却材を常に確保しています。ということを発表して欲しいものです。そして、その限界(戦争での核攻撃には耐えられないとか、旅客機が原子炉建屋に落ちると耐えられないとか)を示しておいてほしい。もちろん、原子炉が耐えられるかではなく、原子力発電所が耐えられるか、放射能漏れが起きないかということです。原子炉だけが放射能漏れを起こすわけではないことは、福島で勉強したはず。

なんだか報道も前進しないな。

0 件のコメント:

コメントを投稿