駆け込み退職:唐突な制度改革に怒り…教諭が心情
毎日新聞 2013年02月01日 14時31分(最終更新 02月01日 14時38分)
◇「働いた方が損をする。こんな失礼な話はない」
退職手当の引き下げ前に教員が退職を希望した「駆け込み退職」問題。早期退職を決断した埼玉県立高の男性教諭(60)は1月31日、教員人生を締めくくる最後の授業に臨んだ。「一生をささげた仕事。生徒を思っていなければ60歳まで続けられるわけがない。最後をこんな形で終えるのは悔しく、残念でならない」。毎日新聞の取材に、苦渋の決断を下した胸の内を明かした。
教諭は英語を担当し、2年生の副担任を務めた。2月からの退職金減額については昨年12月中旬、校長から説明があった。試算表を見ると差額は約150万円。3月末まで勤めた場合の給与を考慮しても、70万円の減額になる。
1人暮らしでローンの返済はない。生活が切迫しているとは言えなかった。だが、唐突な制度改正に怒りがこみ上げた。「身を削り働いてきたのに、働いた方が損をする。こんな失礼な話はない。『要らない』と言われたようだった」
2年前から肺の病気などを患い、体力の限界を感じてもいたが、生徒の顔を見るたびに心は揺れた。何と言えばいいのか。年度途中で仕事を投げ出し、同僚にも迷惑をかける。始業式のあった1月8日に「早く決めなければ後任が探せず、迷惑をかける」と早期退職を決断した。同僚も「こんな不条理な制度を我慢して受け入れないで。1月末で辞める選択をしてもいい」と背中を押してくれた。
「教員が途中で辞めるのは無責任」「生徒がかわいそう」「制度が悪い」。早期退職を巡る批判や擁護が報じられる中、自分も1月で辞める教員だ、と生徒に説明した。
最後の授業。「今回の件で、人にはいろいろな立場や思いがあることを知ってほしい。嫌な辞め方だったけど、君たちと過ごせたことは最高の思い出です」。そう締めくくると、生徒たちは「ありがとうございました」と感謝の言葉を返してくれたという。【林奈緒美】
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民間なら、雇用契約を変更されて、それで終わりだと思うけど。年金も60歳からもらえるんだから文句言うなよ。65歳からしか貰えない奴はどうしてくれるんだ。あんただけじゃないんだよ。国全体でお金がないと言っているのに、公務員のあなたが、自分の取り分が減るからといって、有利な方に動くのはどうかな。自分さえよければいいんだろう。しかも給料や退職金は税金が元だと思っていないんだろう。天から降ってくると思ってるんだろう。教師の言い分は聞く必要なし。
民間で、退職金払ったら会社がつぶれるというのなら、貰えないんだから。それとも、残った従業員を首にしてもらうかい?同じことだろう。残った教員を首にすれば退職金を満額貰えるということだろう。減額されても貰えるだけいいんじゃないの。
民間の定年退職は誕生日なんだけど公務員は3月末ってどういうこと。定年を過ぎているんじゃないの?3月の退職金が減るということは、何月に辞めても退職金は減らしたいという意味なんだから、働いたら損をするという発想ではないんだということが先生なのに解らないのか。頭悪すぎだろう。