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2012年10月26日金曜日

維新の原発問題対処

日本維新の会の原発の輸出に関して、世界一安全な原発ができたら輸出して良いらしい。使用済み核燃料の問題は解決可能なのでその研究を続けるんだって。

使用済み核燃料の問題は、放射能除去装置か核燃料リサイクルのどちらかが完成しなければ解決にならない。それが可能というのであれば、もんじゅを停止するのは大間違いということになる。放射能除去装置はまだまだ先だろう。放射能を完全に遮断する薄い金属もない状態で除去装置は無理だ。高放射能遮断が可能な金属か繊維か何かを見つけない限りここでいう使用済み核燃料問題は解決しない。それが解決可能と言い切る橋下は科学的な基礎がなっていない。もちろん、探求を続けるのは構わないが、それは太陽系外に出れるほどのエネルギー制御機構を開発したときに必要な程度で、現在のウランを核分裂させて熱を発電に使う程度の話ではない。いずれにせよ、現時点での原発は安全なものにはならない。根本から考え直すべきだ。

原発が危険なのは、冷やさないと暴走することだ。使用済み核燃料にしても、冷やす必要がある。プールでなくガラス管に入れても乾式にしても空冷(ファンで冷やすということ)が必要になる。これが問題だろう。発電していなくても冷やさないとメルトダウンしてしまう。そんな装置が安全になるわけがない。今の原発の技術は不完全で危険である。全く異なる発想の原発を作らない限り安全にはならないだろう。

単に現状の経済界に配慮しただけの誤魔化しマニフェストを作ろうとしているようだ。この人たちも現状の政党となんら変わらない。後で言い逃れできるようなことしか言えない。どうしたいのだろうか。何をしたいのだろうか。地方分権以外には何もないのなら、地方分権の後は別の政党に任せるということを言っておけばいいんじゃない?

日本維新の会は外交と安全保障は苦手らしい。どのような国にしたいのか、小さい政府、大きな政府、社会保障のおおきさ、自由競争の場の醸成、社会主義の醸成、いったい何を目指すのか。橋下独裁国家なのか。住んでいて幸福になるような国か。中国やユニクロやシンガポールのようにお金にガツガツで全てを食い尽くすような国か。

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