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2013年9月13日金曜日

積極的平和主義って?

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130913/plc13091307240002-n1.htm

政権の外交・安保方針について「国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、世界の平和と安定、繁栄の確保にこれまで以上に積極的に関与していく」

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国際協調主義ってなんじゃろ。国連が制裁を加えると言えば積極的に制裁を加えるということだろうか。アメリカが戦争すると言えば日本も同調するという意味だろうか。これって単なる日和見主義のことだろう。日本の主義主張でなくて、国際協調=国連とアメリカを優先するという意味かな。

に基づく積極的平和主義ってなんじゃろ。平和のためなら武力を使って痛めつけるということだろうか。どっちが何の平和を求めているのか、よく分からない。例えばイスラエルが入植地を勝手に広げているが、これは武力でパレスチナを押えているので本来は積極的平和主義であれば、イスラエルにやめろと言えるはずだ。が、アメリカがイスラエルを擁護するので日本はイスラエルに文句を言えない。どのあたりが平和主義なのだろうか。単なる安保理の理事国(第二次大戦の戦勝国)の言うことを聞くことが”に基づく積極的平和主義”なんだろう。

韓国とは第二次大戦で交戦していないので別だが、中国は戦勝国である。つまり国連の言うことを聞くというのは中国の言うことを聞くということだ。今は中国とアメリカがある程度の対立をもって接しているので日本はアメリカ側に立っていれば安心なのかもしれないが、アメリカと中国が仲良くなってしまうとアメリカの言うことを聞く日本はつまはじきにされるだろう。これに対向するための方策として軍事力強化をしているのなら、それは間違いだと思う。第二次大戦の前と同じだからだ。歴史はくり返すというが、中国とアメリカ相手に戦争はしない方がいい。核を持っていても同じだ。日本にはエネルギーと資源がないので、戦争が長引けば負けるのである。輸入無しでは生きていけないのであるから、軍事力に頼ってはうまくいかないのである。かといって、あまりに日和見主義的なことをくり返しているとそのうち相手にされなくなってしまう。昔に行っていた全方位外交とかいうニコニコ戦術で生き残るしかないのかな。

 今の日本はGDPの2倍を超える国の借金を消すことを考えるべきだろう。これを何とかすればまた日本の繁栄が戻ってくるはずだ。単純には遺産相続税を90%にして、溜め込んでいる資産を流動化させることが一番だろう。流動化した際は消費税で吸い上げる。

ああ、そういうことなのかもしれない。今、消費税を上げて、後から相続税を上げれば流動化により上げた消費税分、国の収入が増えるということか。景気がよくなれば(よくならないけど)消費税の効果は数倍あるのだから。

安保も大事だろうが、あまり積極的に関与しない方が良いと思う。アフリカや中東に出て行ってもその元を作ったのが欧米であり、その後始末に欧米の手下として出て行っても何も解決出来ないだろう。軍事力以外でも貢献できるはずなのに。

軍事力以外で貢献していても、それを自慢しないからダメなんだよね。国内で自慢する必要はないが、外務省は海外に対して貢献した内容を自慢するべきだろう。そうやることこそが美しい国ではないだろうか。

軍事力増強して、戦勝国の言いなりの平和を世界に強制するような国になりたくないです。

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