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2013年9月16日月曜日

イプシロン打ち上げ

先日も触れたが、イプシロンはセンター側コンピューターが姿勢異常を検知して停止した。実際の姿勢は問題なかった。センター側のコンピューターが、データを受け取る前に空のデータを判定したというバカな設計に基づくものだった。
さて、この件についてJAXAは詳細を明らかにしないが、例えば次のようなことはないのだろうか。
 発射19秒前に姿勢データが送られてきて、そこでは正常であったが、数秒後に傾いてしまったとする。運の悪いことに、傾き始める直前から姿勢データの送信が停止してしまった。しかし、姿勢監視システムはデータの受信をチェックしていないため、最初の計測データのままを値としてチェックしており、異常を検知できないまま発射してしまった。
ここには0.07秒も有効データ範囲内であるかも関係ない。単に受信しているかどうかをチェックしていないことが重要である。前述のような悪夢にはならないで、別のエラーで停止するだろうが、そもそもイプシロンは発射監視システムの自動化を目指したものなのに、こんなにずさんなシステムでは、世界から見放されるのは時間の問題だな。JAXAは何を急いでいるのだろう。誰かの研究予算が欲しいからちゃんとチェックしていないシステムのまま発射しようとしたのだろうか。次の発射まで時間があるから兎に角一号機を発射したかったのか。
誰かがコメントしてたけど、一号機は開発の始まりで、これから技術が確立していくらしいが、基本的な設計が間違っているシステムは、確立などできないで、作り直しになる。徹夜で作業してようが、してなかろうが関係ない。ダメな物はダメだ。イプシロンは再設計しないと、事故を起こすかもしれない。

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