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2014年2月2日日曜日

「国家・民族、国民の自立を損なわせしめた占領憲法を大幅に改正し国家を立て直す」 維新の会

「国家・民族、国民の自立を損なわせしめた占領憲法を大幅に改正し国家を立て直す」らしいが、では、どのような国家、民族を主張するのだろうか。なぜ、そのような憲法となったのだろうか。

 戦争に負けた。これを実質的に反省してないからだろう。まず、戦争に負けた理由を明確にすべき。また開戦した理由も明確にすべき。複数の見方があればそれらを明確にすべき。

 日本として戦争をやるのは損であるということを認識する。その上で国家は何を目指すのか、民族は何をイアイデンティティにするのか。国民の自立は何か。そもそも、日本は国民が自立していたのか、しているのか。

 帝国を目指すのか、立憲君主制か共和国を目指すのか。国民が自立していて、新しい国家を追求するのであれば、共和制を選択することも選択肢であるべきだろう。そこまでの論理をやるのであれば憲法改正を検討しても良いと思う。もちろん、現行の憲法も選択肢の一つであることは明白だ。

改憲ではなく、めざす国家を作るという考えまでなければ、敗戦時の連合国(主にアメリカ)に変更されたとされる現憲法を都合のいいようにいじくるだけでは誰しも納得できないのではないだろうか。

 たくさんの案をもって、大きな議論をすべきで、拙速に第9条だけを変更するべきではないだろう。改憲論者はなぜ9条にこだわるのか。それ以外にもこだわらなければならないことはたくさんあるだろう。

 9条が問題ではなくて、その根本に流れる思想をどのように解釈するかが問題で、枝葉をいじくって辻褄をあわせるという日本式の論理は憲法に限っては通用しないと思う。改憲論者の想像力の欠如なのかもしれない。

 主権在民、基本的人権の尊重、平和主義

さて、どれをどういじくるのか、全く異なるものにするのか。それを明確にしていただきたい。

美しい国の説明が「戦後レジームからの脱却」「教育バウチャー制度の導入」「ホワイトカラーエグゼンプション」では理解できない。

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