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2015年7月3日金曜日

徴兵は不要と

徴兵制には繋がらないと言っている大臣がいる。戦争が始まったら徴兵は必須である。

戦争が始まらないというのだろうか。米軍の兵站をやっていて、敵に攻撃された場合、戦闘するはずだが、その後はやられっぱなしでまた兵站だけを黙々とやるというのだろうか。自衛隊の人数が減ってしまうが、それでも徴兵は無用と言い続けて、募集しているだけで、十分な人数が確保できるだろうか。

徴兵に関して、現代は徴兵したからといって兵士が育つわけではない。運転などをする際でも電子機器の操作に慣れる必要があり、すぐに兵士が実戦に出られるというものではない。とか言っているようだが、それは当たり前だ。しかし、大量の人員を失った場合、それらを育てるのにどれだけ時間がかかるか。応募を待っていたらどれだけ時間がかかるか分からないではないか。国の為に死んでも良いと覚悟できる人の中に、技術的にも高度な知識を持つ人がそれほど大勢いるとは思えない。

育てるのに時間がかかるという人が一瞬で数百人死んでしまうかもしれないのである。それでも徴兵はしないというのだろうか。自衛隊は人数が不足するので、今回の兵站は出来ませんと米軍に言って勘弁してもらうのだろうか。

そんな下らない法律を作って何になるのか。言い訳が一杯の法律はやめた方がいい。実践するとケチを付けられるだけだ。それなら、憲法解釈を元に戻して、腰抜け日本の方がまだましだ。

ずるずると他国に影響されて、沈んでいくような日本になると、どこかで2.26の様な事件を起こす輩が出てくるだろう。

今回の戦争法案は一旦取り下げて、国民に有事とはどのような場合を想定しているのか、どのような覚悟が必要なのかを説明すべきだ。そして、もし、そのような危機が迫っているのであれば、それを正しく理解できるように説明すべきだろう。それが民主主義なんだから。

自民党がやろうとしているのは愚民政治で、民衆はアホだから、政治家が何でも決めてやらなければならない。または、官僚が決めなければならない。という発想の様だが、それは、中国や北朝鮮のやり方であり、所謂民主主義ではない。特権階級(日本では官僚かな?)が決めて、国民は従うというやり方。民主主義をやめるつもりなのかな。

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