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2013年1月15日火曜日

ニジマスからヤマメが…東京海洋大学で実験成功

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130114-OYT1T00712.htm?from=ylist

凍結保存したヤマメの精巣の細胞を使って、近縁種のニジマスの体内で卵子と精子を作り出し、これを受精させてヤマメを誕生させることに成功したと、東京海洋大学の吉崎悟朗教授(46)らの研究チームが発表した。 絶滅の恐れがある種を、将来の復活に向けて凍結保存できる可能性がある。(省略)

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実験としては良いかもしれないが、、記事中の絶滅種の云々は関係がないと思う。ある種だけを復活させても環境を丸ごと復活させない限り、絶滅危惧種と将来の復活は関係がない。環境をまるごと冷凍保存できるのであれば良いが、一定の種だけを復活させても、それらは生きていけない。だから、絶滅危惧種が救えるような記述を行うべきではないと思う。

単に、冷凍保存による借り腹の確認をしただけだ。そもそも魚は冬眠できるし、一瞬なら冷凍しても生き返ることができる。液体窒素に金魚を入れて凍らせ、水に戻せば生き返る。魚系は冷凍には強い。また、精子や卵子は過酷な条件に強いことが多い。植物も種のままなら何千年も生きているものもあったと聞いたことがある。種子、卵系は種を維持するためにそれなりに工夫されている。人間の精子や卵子も冷凍保存できるのだから。

精子や卵子が保存できても、生き物自体がいなくなった状態で復活はできない。

環境を破壊してしまうと復活はできなくなる。環境を揃えなおすほどの種類の種の保存を行っている訳ではないのだから。

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